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「その他の空き家」って何?空き家の全部が同じ理由で空いているわけではない

「その他の空き家」は、賃貸用・売却用・二次的住宅以外の空き家を指す統計上の分類です。危険な家や放置された家と同じ意味ではありません。

更新日:2026-09-09

「その他の空き家」という名前を見ると、管理されていない家や、危険な家をまとめた分類だと思うかもしれません。ここでの「その他」は、危険度の判定ではありません。賃貸用・売却用・二次的住宅以外という、統計上の分類です。

まず、空き家にはいくつかの区分がある

住宅・土地統計調査では、空き家を利用の予定や状態に応じて区分します。賃貸のために募集している住宅、売却のために出している住宅、別荘などの二次的住宅があります。それら以外が「その他の空き家」です。

この分類は、建物の外観や安全性を一軒ずつ評価して付けたラベルではありません。「その他の空き家が何戸ある」という値から、放置されている戸数や危険な戸数を直接読み取ることはできません。

「その他」は理由が一つではない

その他の空き家には、転勤や入院などで一時的に住んでいない住宅、相続後に使い道が決まっていない住宅、取り壊し前の住宅など、さまざまな事情が含まれ得ます。統計の分類だけで、それぞれの理由や管理状況を特定することはできません。

だから、「その他の空き家が多い地域」と「危険な家が多い地域」を同じ意味で使うのは不正確です。個別の建物の状態や行政上の指定を知りたい場合は、別の制度・公開情報を確認する必要があります。

商品名のように、分類名をそのまま読む

医療まちスコープで住宅の指標を見るときは、「その他の空き家」を次のように読み替えます。

  • 空き家のうち、他の三つの利用区分に入らない分類
  • 2023年10月1日の住宅・土地統計調査に基づく情報
  • 建物の危険度や管理状態を表すスコアではない

住宅の出典へ進めば、分類の根拠と調査時点を確認できます。空き家率と合わせる場合も、率は割合、その他の空き家は戸数や分類として、単位を分けて見ます。

名前に印象を足さない

統計の分類名は、日常語よりも短く説明しにくいことがあります。そのとき、分かりやすさのために「放置家屋」と言い換えると、出典が支えていない意味を足してしまいます。長くても正確な名前を残すことが、公開データを生活者に伝えるときの大切な編集です。

「空き家対策」の話と、統計の分類を分ける

自治体が空き家対策として把握する建物や、法律上の管理が必要な空き家と、住宅・土地統計調査の「その他の空き家」は、同じ調査・同じ定義で作られた情報ではありません。行政の制度上の対象を知りたいときは、その制度の案内を確認します。

統計は、地域全体の住宅を同じルールで把握するためのものです。個別の建物について「使われているか」「管理されているか」「危険か」を判断する資料とは役割が違います。大きな地域の分類と、目の前の建物の状態を同じ言葉で語らないようにします。

「その他」という名前に不安を感じたときほど、分類の前に戻るのが近道です。どの区分以外なのか、いつの調査なのか、戸数か割合かを確認する。名称から想像を広げるより、定義を読んだほうが具体的な情報にたどり着けます。

「空き家対策」の話と、統計の分類を分ける

自治体が空き家対策として把握する建物や、法律上の管理が必要な空き家と、住宅・土地統計調査の「その他の空き家」は、同じ調査・同じ定義で作られた情報ではありません。行政の制度上の対象を知りたいときは、その制度の案内を確認します。

統計は、地域全体の住宅を同じルールで把握するためのものです。個別の建物について「使われているか」「管理されているか」「危険か」を判断する資料とは役割が違います。大きな地域の分類と、目の前の建物の状態を同じ言葉で語らないようにします。

「その他」という名前に不安を感じたときほど、分類の前に戻るのが近道です。どの区分以外なのか、いつの調査なのか、戸数か割合かを確認する。名称から想像を広げるより、定義を読んだほうが具体的な情報にたどり着けます。

出典